先日は、一番大切な人の誕生日でした。
去年は病院のデイルームでささやかな誕生日会をしました。
今年は広島にて少し華やかな誕生日会ができました。
ここまでこれたのは本当に彼女のおかげ。「Thank you」の言葉さえちっぽけのように感じます。
病をもってしまった者は、闘病生活の中で周りから、「よく頑張ったね、すごい。」と言われますが、一番頑張っていて、すごいのは、その一番近くで支えてくれている人たちだと思います。
人という漢字は支え合っていて、どちらか一つが欠けたら倒れてしまう。昔、金八先生が言っていましたが、今ならその意味が分かる気がします。
「当たり前の生活」が、心筋症発病で一瞬のうちに奪われました。そして、その後、病院での闘病生活が「当たり前の生活」になった。そして、退院して1年経った今思うことがある。今の私にとっての「当たり前」とは?
好きな食べ物が食べたい、好きな所に行きたい、好きな運動をしたい、好きなモノが欲しい。いろんな好きに手を伸ばしても、それはもうきっと手に入らないだろう。またそれを望むことが自分自身を苦しめ、学んだはずの大切なことを忘れさせてしまう気がします。
だけど、いま目の前にいる「好きな人」と一緒に居ることだけは、病気だろうか何だろうか手放したくない。それこそが今の自分にとっての大切にすべき「当たり前」で、そのためにこれからも闘っていきたい。死にたくないから闘うわけじゃない、一緒にいたいから闘うんだ。
これまでも。これからも。ずっとありがとう。
いつも応援ありがとうございます。
コメントを書く / LEAVE A REPLY