元大関・貴ノ浪の音羽山親方が死去 43歳、急性心不全:朝日新聞デジタル
皇后さま、心筋虚血の疑いで精密検査:朝日新聞デジタル
にあるように、心臓病の文字がテレビでもよく目にするようになりました。
それはなんぞや!!簡単に説明します。
心不全とは、簡単にいうと心臓の不健康な状態をいいます。
その原因となるのが、よく聞く心筋梗塞、そして、弁膜症や心筋症があります。
心筋梗塞は心臓の周りの血管(冠動脈)が詰まり心臓へ血が行かなくなって起こります。心臓をおさえて急に倒れ込むシーン。あれです。かなり危険です。
原因は主に生活習慣、食生活の乱れ、ストレスなどです。
治療法はとにかく即手術(カテーテル手術)、そして生活習慣・食生活の改善をしていきます。
とくに食は重要です。脂肪分、塩分など、糖分たっぷりの食事をしている人、高血圧の人、コレステロール値高い人、血がどろどろになって血栓が出来始めているかもしれませんよ…..。 悪い事言いませんので心あたりある人!!今からならまだ間に合います。
手術後は数日の入院へ退院される方が多いです。私は多くの心筋梗塞患者に出会い、そしてみんな先に帰って行きました。(泣)
参考リンク
[92] 心筋梗塞が起こったら | 心臓 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス
次に、私がなってしまった心筋症とは…簡単にいうと、心臓の筋肉が異変を起こす症状です。色々種類がありますが、私のは拡張型心筋症といい、心臓が風船のように膨らみ、筋肉がペラペラになります。(私の実際のレントゲン写真下に。恐ろしいです。)
そして、心臓の力が徐々に弱まり、最悪死に至ります。心筋梗塞が急性ならこちらは慢性と言われ、入院も長くなります(現在5ヶ月突破!!)
原因は、なんと不明です。なので、国の特定疾患になっており、医療費の軽減があります。後述しますが、私は心不全の症状が出始めて、入院するまで約1,2週間ほど。そして、いきなりこの病名を告げられました。完全に…ポカーン..でした。
治療法について別記事に書くのでここでは省略します。色々なサイトでこの病気を調べると、5年生存率50%、10年生存率30%などとありますが、これは昔の話です。昔は、ぽっくり病と言われる難病でした。(原因は不整脈による突然死)でも、今は薬の向上、ICD(除細動器)→私もつけてますよ〜。の登場により、5年生存率90%、10年生存率70%ととも言われています。
そして、不治の病なんて言われていますが、そんな事はありません。きちんと付き合っていく事で、飲み薬で症状が改善する人は大勢います。さらに治っちゃってる人もいます(羨ましい…)
しかも、私のようにその望みが絶たれてしまった人も、人工心臓装着、心臓移植の道があります。このへんも別の記事に書くので参考にして下さい。
つまり、言いたいことは、
絶対に望みを捨ててはいけない!ということです。
私も最初は人生に絶望し、涙を流し、もう終わったと思いましたが、そんなことはありません。医学は進歩しています。一緒に頑張りましょう。
参考リンク
難病情報センター | 特定疾患治療研究事業対象疾患一覧表(56疾患)
[62] 心筋症って怖い病気ですか? | 心臓 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス
さて、心不全の症状及び、心筋症の前兆ですが、(これに当てはまる人即病院へ)
私に起こったことですが、
1月中旬、風邪をひき、咳がでる。咳は1週間ほどで止まる。
3月中旬 咳が再開、かなりひどい咳。軽い運動をするとすごく息が上がるようになる。ただの運動不足だと思い、さらに運動をする。(体育会馬鹿)
3月下旬 咳止まらず、胃もたれが始まる。ほとんど食欲はない。夜、息苦しくて目が覚める。
近所のアレルギー系の病院へ行く。気管支喘息と診断され、気管支拡張剤をもらう。
(誤診。ここでレントゲン写真をとっておけば、まだ軽症で済んだかも)
咳は軽くなるが、動悸が激しくなる。普通にしていても息が苦しくなる。喘息の人はほんと大変なんだなーと考えていた。まだ、この時期、運動を試みる。
病院へ再診へ。「男の人で動悸って珍しいね〜」と流され、軽めの薬をもらう。
くるぶしから、膀胱の辺りまでむくみを感じる。「最近、運動不足で疲れてんのかな〜」なんて勘違い。
4月2日 母親に説得され、夜間病院へ。新しい喘息薬でももらうかなんて考えていたら、レントゲン写真を見せられ唖然。心臓はパンパンになっていた。
(写真以下)一番右下が入院直後で一番左上が最近です。
ちなみに、左上の写真の丸っこいのが ICDです。
ここまでなってよく生きているなと医者。いや〜、普通に仕事してたけど、最近はちょっときつかったですね〜。と笑いながら返す。医者は笑っていなかった。
そしてこの日から私の笑えない日々が始まってしまった。
ここまでが、私のストーリーです。いま見てもゾッとします。
つまり、なんらかの原因で心臓にウイルスが入る→咳がでる(心臓喘息、または心筋炎)→心不全状態になるも気管支喘息と勘違い→心臓は生き延びるために自らを大きく(拡張)させて血を巡らせる→それにも気付かず、呑気に生活する→いつの間にか拡張型心筋症になり、取り返しのつかないことになる。です。
咳、息切れ、むくみ、胸の動悸などが主な症状です。自分は大丈夫と思っている人。もう分かりますよね。もし、以上の症状がある場合は..
今すぐにレントゲン写真、エコー、心電図検査などを受けてください。
少し長くなりましたが、まずはここまでとします。次に薬の事、BNPと EF、減塩食と心臓リハビリ、ICD(除細動器)、心臓移植の現状、その道のりなどを順に記事にしていきます。質問等がある人は気軽にコメントして下さい。
参考リンク
[62] 心筋症って怖い病気ですか? | 心臓 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス
ちなみに、このリンクに貼っている大阪の国立循環器センターと大阪大学附属病院が心臓病の日本2トップと言われているそうです。
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